F-Secure Freedome VPN をご利用の場合、メールの送信ができなくなりますが、受信したメールはいつも通り読むことができます。
一般的にメールは SMTP というプロトコル経由で送信します。不当ユーザーがメールサーバをスパムリレーとして利用するのを防止するために、実質どのインターネット・サービス・プロバイダーも自社メールサーバを使ったメールの送受信を禁止しています。ただし、メールが ISP ネットワーク経由の場合は例外です。
F-Secure FREEDOME VPN をご利用の際、(お客様が送信するメールを含めた) ネットワーク トラフィックはすべて、お客様が選択したバーチャル ロケーション経由となります。そのため、送信するメールはインターネットから ISP に送られ、通常そこでブロックされます。その際に、「メールの送信が拒否されました」といったエラー メッセージが表示される場合があります。
この問題の解決には、お客様のデバイス上のメールの送信設定を変更する必要があります。多くの ISP では、暗号化された SMTP プロトコル、たとえば SMTPS をご利用の場合はインターネット経由のメール送受信が可能となります。SMTPS をご利用の場合、お客様は ISP のメール サーバに対して認証ができます。
通常の SMTP プロトコル ポートは25であるのに対し、SMTPS のデフォルト ポートは465です。メールの設定で SMTP ポート番号のみを変更して問題が解決するか試してください。
ポート変更が十分ではないためにメールが機能しない場合、お客様の ISP のドキュメンテーションまたはサポート ページをご参照いただき、デバイスのどの設定内容を変更する必要があるのかご確認ください。これは ISP 固有の設定変更ですので、あらゆるユーザーに対応した詳細な変更方法はございません。