Linux ゲートウェイ 5.20 へのバージョンアップ時に引き継がれない設定について
質問
Linux ゲートウェイバージョン 4 シリーズから 5.20 へのバージョンアップ時に、設定が引き継がれない項目について教えて下さい。
回答
回答
以下設定につきましては、バージョンアップ後にデフォルトの状態に戻ります。
■アップデートサーバの設定を変更されている場合
バックアップを取得したfsaua_config-templateファイルより必要な設定を/opt/f-secure/fsigk/fsaua/etc/fsaua_config-template に貼り付けて下さい。
■スキャン動作の設定
上記設定に関しては直接編集を推奨しておりません。ご利用の環境の特性で特別な設定がされているような場合、旧設定ファイル
/install_path/fssp/etc/fssp-template.conf
の該当箇所を、
/opt/f-secure/fsigk/fssp/etc/fssp-template.conf
に貼り付けて下さい。
■カスタム SPAM 設定
アップグレード時にリネームされる以下ファイルが既存のお客様設定となります。
/opt/f-secure/fsigk/conf/spam/custom.txt.rpmorig
/opt/f-secure/fsigk/conf/spam/files.txt.rpmorig
上記ファイルの内容をそれぞれ custom.txt と files.txt に貼り付けて下さい。
5.20 のデフォルト設定が必要ない場合は、リネームにて上書き対応して頂けます。
■WEBUIへのログインパスワード
アップグレード時に既存のログインパスワードが引き継がれませんので、
デフォルトパスワード(admin)以外の場合には手動によるパスワードの
再設定を実施して頂く必要があります。
再設定の方法:
デフォルトのパスワード(admin)でWEBUIへのログイン後に左側にある
「管理パスワード」の項目を選択し、パスワード変更を行って下さい。
■ログローテートの設定
既存の設定ファイル
/etc/logrotate.d/logrotate.virusgw
のローテート設定内容を、新しいテンプレート
/opt/f-secure/fsigk /misc/logrotate.fsigk
と比較・編集後、新しいテンプレートより /etc/logrotate.d/ に設置して下さい。
ログファイルの上位パスは既存の install_path (デフォルト: /home/virusgw/) から /opt/f-secure/fsigk/ へ変更となります。
以下の KB もご参照下さい。
★変更した設定の反映にはサービスの再起動が必要です。
# cd /opt/f-secure/fsigk
# make restart